NISAの重大な欠点 | 損益通算と繰越控除は利用不可

NISAの重大な欠点 | 損益通算と繰越控除は利用不可

NISA(少額投資非課税制度)が開始されてから間もなく3年が経過します。

株式や投資信託で得られた1年間(1〜12月)の利益は約20%の税金が掛かるため、節税のためにNISA口座を勧められて開設された方もいるかと思います。

ですが、NISA口座は決して万能ではなく、株や投資信託の価格が下落した場合においては、むしろ損失を増大させている可能性があります。

一般的に多く利用されている特別口座では出来ることで、NISA口座には出来ないことです。

そのNISA口座に出来ないこととは「損益通算」と「繰越控除」です。

簡単に言うと無駄に税金を支払わないで済む制度です。

どちらもあまり聞きなれないと思いますので、この2つの意味とNISA口座の欠点について解説していきます。

 

1.証券口座での損益通算とは

私たちが株式や投資信託をする場合、2つ以上の証券口座を持つことがあります。

ここでは証券口座を2つ開設して、それぞれの口座を証券口座Aと証券口座Bとします。

あまり考えたくはないですが、投資をする限りは損失が出ることが多々あります。

例えば、証券口座Aでは50万円の利益が出ていて、証券口座Bでは50万円の損失が出てしまったと仮定します。

この場合、証券口座Aの50万円に対して約10万円の税金が掛かりますが、証券口座Bでは50万円の損失があるため、このままだと10万円の損失となってしまいます。

そこで損益通算という考え方を使います。

証券口座Aと証券口座Bの利益と損失を合算させてしまうのです。

先ほどの例では、証券口座Aと証券口座Bの利益と損失の合計はゼロですので、税金は掛からないという計算になります。

 

2.繰越控除とは

利益よりも損失の方が大きかった場合、この損失分を3年間繰り越して、その後の利益と相殺することが可能です。

これを「譲渡損失の繰越控除」と言います。

 

3.NISA口座の欠点

残念ながら、NISA口座は「損益通算」と「繰越控除」することができないルールとなっています。

そのため、NISA口座を利用するメリットは利益を出せることが大前提です。

非課税というワードが初心者には魅力的に感じるかもしれませんが、むしろ初心者であればこそ損失を出してしまう可能性が高いので、「損益通算」と「繰越控除」の利用ができないNISA口座は不向きだと言えます。

 

4.まとめ

NISA口座そのものが悪いわけではないのですが、利益を出していくことを前提と考えた場合、最初からNISA口座を開設するのではなく、投資経験をしっかり積んでから利用される方が良いと思います。

 

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