積立投資で時間分散したあとは、○○も分散していく

画像:GAHAG

投資には「卵は1つのカゴに持ってはならない」という有名な格言があります。

1つのカゴに全ての卵を入れておくと、そのカゴを落としてしまったときに全て割れてしまいます。

複数のカゴに卵を分けておけば1つ落としてしまっても残りは守れるというわけですね。

 

これを投資の世界に置き換えると、例えば株式投資。

いくら優良企業と言っても永続的に成長する保証などどこにも有りません。

1つの企業に投資して倒産してしまった場合、そこに預けていたお金は全て失ってしまうことになります。

 

そうなってしまうことを防止するのが分散投資という方法です。

 

分散投資とは

ドルコスト平均法」は投資する「時間」を分散する手法でしたが、ここでいう分散投資は「投資先」を分散するという考え方です。

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分散投資として比較されるのが集中投資で、事前に上がる見込みのある銘柄に集中的に資金を投入していく方法です。

 

世界3大投資家の1人であるウォーレン・バフェットは、長期的に収益力のある企業に集中投資するという戦略を取って爆発的に利益を拡大させていきました。

 

偉大な投資家の名言が良くも悪くも誤解を招いてしまっているのですが、これは収益の出る投資先が事前に分かるという前提があります。

それだけの情報収集力のある資金や能力があるから実現できることです。

 

投資という分野で、

 

「そうか!やっぱり投資は1点集中だ!」

 

間違っても条件の違う投資家と同じマネをしてはいけません。

限られた条件の中でいくつか収益の出そうな投資先をいくつか選択していくこと、それが分散投資の基本です。

 

分散投資の投資先は大きく3つに分けられる

分散投資の投資先は「地域」、「種類」、「銘柄」の3つに分けられます。

 

「地域」は日本国内から新興国、先進国、「種類」は株式、債券、不動産、金(ゴールド)、商品などのバリエーションがあります。

そして「銘柄」は「種類」の中からどこの企業に投資するかを選択します。

 

このように分散投資といっても段階があり、組み合わせによってはリスクとリターンは大きく変わってきます。

 

投資商品の相関性

分散投資をする上でとても大切なのが相関性です。

数学に出てきそうなキーワードで難しそうですが、考え方そのものはとても簡単です。

 

投資で相関性というのは、2つの投資商品の値動きのことを言います。

 

会社Aの株が上がったら、会社Bの株も同時に上がったなど、お互いの関連性の強さの度合いを示したものです。

大切なのは、どれだけ上がったか下がったかではなく、どれだけ似た動きをするかだという点です。

 

商品Aの価格が上がったら、同じように商品Bの価格が上がった。

これは相関性が高いと言います。

 

商品Aの価格が上がっても、商品Bの価格はあまり変わらなかった。(あるいは下がった。)

これは相関性が低いと言います。

 

相関の度合いには、相関係数という「−1〜+1」の範囲で表現します。

 

−1は完全に逆の動き

0は相関性がない

+1は完全に同じ動き

 

投資では相関係数が0.5以下であれば相関性が低いと判断し、0.7以上は相関性が高いと判断します。

 

 

さて、分散投資でこの相関係数の何が大切なのかというと、値動きの異なる投資商品に分散するとリスクをある程度コントロールできるからです。

 

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会社A、会社B、会社Cの株式をそれぞれ同じ割合で購入したとします。

それぞれA社とB社(左図)、A社とC社(右図)はどちらも分散しているので値動きは2社の平均となります。

 

ですが、A社とB社は似たような値動きをしているのに対して、A社とC社は異なる値動きをしているため、グラフからも値動きの変動幅が緩やかであることが分かります。

 

リスク=危険」だと誤解しがちですが、投資の世界でリスクというのは値動きの変動幅のことを表します。

 

つまり、相関性が低い方がリスクを減らして投資をすることが可能ということです。

 

期待リターンが高く、相関性の低い投資商品の組み合わせがあれば、期待リターンを維持しながら、リスクを減らすこともできます。

 

やみくもに投資先を分けて分散投資と発言している投資家もいますが、本来の正しい意味での分散投資とは異なりますのでご注意ください。

 

正しい分散投資の知識をしっかりと身に付けていきましょう。

 

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