絶対に銀行で外貨預金をしてはいけない3つの理由

銀行では外貨預金をすることができます。
外貨預金というのは、米ドルやユーロ、ポンドなど、円以外の通貨で預け入れる方法です。

 

この外貨預金ですが、はっきり言って投資家(預金者)の視点からみて全く魅力のない商品です。
銀行という信用を使った手数料商売でしかありません。

 

2016年2月16日から実行された日本銀行のマイナス金利政策により、銀行側は円での資金運用難に直面しているという背景もあり、外貨預金での顧客獲得に力を入れています。

 

そんな外貨預金ですが、メリットとして挙げられるのは以下の2点です。

 

  • 日本よりも金利が高い(現時点)
  • 為替差益が狙える

 

為替差益というのは、円の価値が高い時(円高)に外貨と交換して、円の価値が低い時(円安)に円に買い戻した時に得られる利益のことを言います。

 

例えば、1ドル100円の時に米ドルと交換して、1ドル120円の時に円を買い戻したら20円が利益となります。

 

外貨を持つことはリスク分散という視点からも当サイトでも推奨はしていますが、外貨預金という方法で外貨を持つことは絶対におすすめできません

 

理由その1:外貨預金は銀行が倒産しても保証されない

日本では預金保険制度という預金者を保護する法律(ペイオフと呼びます)が定められています。
預けていた銀行が経営破綻した場合でも、元本1,000万円(+利息)まで返金保証されるというルールです。

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ところが、ペイオフは円で預金している場合のみ適用されるため、外貨預金していた場合はペイオフの対象外となってしまいます

 

外貨預金で預けていた外貨部分は銀行の残された体力の範囲で払い戻されるため、銀行が倒産した場合は戻ってくる可能性は極めて低いとお考えください。

 

理由その2:為替手数料が高い

外貨預金で気を付ける必要があるのは手数料です。

 

基本的に私たちは外貨で生活しているわけではないので、日本に住み続ける限り、預け入れした外貨はどこかのタイミングで円に戻します。

 

その際に銀行窓口では顧客に外貨を売買する基準レートに手数料を上乗せしています。

 

簡単に言うと、円から外貨に交換した場合と、外貨から円に交換した場合で、それぞれで手数料を取っているということです。

 

画像:三菱東京UFJの外貨預金レート
三菱東京UFJの外貨預金レート(2016年7月27日)

 

上記は三菱東京UFJ銀行のホームページに掲載されている外貨預金のレートの公開情報です。

 

TTSというのは円から外貨に交換する時のレート。
TTBというのは外貨を円に交換する時のレートです。

 

TTSとTTBに価格差があるのが分かりますね。

 

例えば、100万円を豪ドル(オーストラリアの通貨)の外貨預金で預けたとします。
円を豪ドルに交換する場合はTTSレートの79.55円となります。

 

100万円 ÷ 79.55円 = 12570.7豪ドル

 

このように交換できます。

 

ここから更に豪ドルを円に戻すと、TTBが78.55円なので・・・

 

12570.7豪ドル × 78.55円 = 987,429円

 

往復だけで12,571円(約1.26%)の手数料が発生したことが分かるかと思います。

 

因みにこの為替手数料は三菱東京UFJのネットバンキング経由(三菱東京UFJダイレクト)で申し込みをした場合です。
店舗窓口で外貨預金の申し込みをしてしまった場合は、手数料が4倍です。

三菱東京UFJの外貨預金金利(2016年7月27日)
三菱東京UFJの外貨預金レート(2016年7月27日)

 

絶対に窓口では手続きしないようにしましょう・・・。

 

理由その3:実は金利も手数料を取られている

銀行は為替手数料だけでなく金利部分でも手数料を稼いでいます。

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FX(外国為替証拠金取引)の経験があれば分かることなのですが、これまで円資産以外を持ったことがない人であれば知らないところで中抜きをされてしまっているということです。

 

金利の異なる2つの通貨間では毎日スワップ金利が発生しています。
金利の低い通貨を売り、金利の高い通貨を購入すると、金利差を受け取ることができます。

 

円よりも豪ドルの方が金利が高いため、円を豪ドルに交換するとスワップ金利を得られます。
円と豪ドルは年1.75%(2016年7月時点)の金利差です。

 

さて、三菱東京UFJの外貨預金の金利を見てみましょう。

三菱東京UFJの外貨預金金利(2016年7月27日)
三菱東京UFJの外貨預金金利(2016年7月27日)

 

1年間で0.8%の金利ですね。
つまり、1.75%との差額の約1%の金利を銀行が手数料として受け取っているということになります。

 

このように銀行はノーリスクで投資家(預金者)から相当な手数料を受け取っているのです。

 

外貨を持つなら外貨預金よりもFXがおすすめ

外貨=銀行の外貨預金という枠をまずは取り去りましょう。

 

金融で大切なのは出口であり、決して手段ではありません。

 

そこで代替手段となるのがFX(外国為替証拠金取引)です。
FXと聞くと怖いイメージがありますが、それにはきちんとした理由があります。

 

FXはレバレッジと呼ばれる掛け金を何倍にも膨らませる手法(日本では25倍が上限)が使えるため、素人に毛の生えたような投資家が過度なレバレッジを掛けて大失敗しているからです。

 

FXでもレバレッジを掛けない方法でやれば、銀行で外貨預金をする為替リスクと一緒です。

 

為替リスクも同じでFXの何が優位かと言いますと・・・

 

 

それは手数料の安さとスワップ金利です。

 

 

外貨預金とは異なり、FXでは「スプレッド」という単位を使います。
基本的には外貨預金のTTSとTTBと同じで売買で手数料を取ります。

 

なんと手数料は外貨預金の10分の1以下で取引できてしまいます。
また、スワップ金利もほぼ丸々受け取ることが可能です。(スワップ金利はFX業者によります。)

 

さらにメリットとして、外貨預金の場合は返金される可能性は低いですが、FX業者の場合はきちんと信託保全されていれば返金を受けられます。
(FX業者の見極めに関しては、別の記事で書いていきたいと思います。)

 

CMなどメディアの情報に振り回されて、不利な外貨の持ちかたをしないように気を付けてください。

 

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